講演情報

[15a-K505-5]分割領域フォトニック結晶レーザーの高出力周波数変調動作の解析

〇蔵井 聖大1、井上 卓也1、森田 遼平1、仲野 秀栄1、石村 昇太2、高橋 英憲2、釣谷 剛宏2、鈴木 正敏3、野田 進1 (1.京大工、2.KDDI総合研、3.千歳科技大)

キーワード:

フォトニック結晶レーザー、自由空間光通信

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は, 高出力・高ビーム品質動作可能な面発光型半導体レーザーである. PCSELにおいて, 高速な直接変調動作が可能となれば, 衛星間通信をはじめとした自由空間光通信への展開が期待される. 我々はこれまで, 周波数変調(FM)動作を可能とする分割領域を導入した新たなPCSELを提案し, 実際に作製した500 µmΦデバイスにおいて1 W級FM動作の初期実証に成功している. 今回, 発振直径を1 mmΦに拡大した分割領域PCSELの設計を行い, 10 W級周波数変調動作が実現可能であることを見出したので報告する.