講演情報
[15p-K102-6]プラズマ活性溶液によるがん治療研究
〇原 宏和1 (1.岐阜薬大)
キーワード:
低温プラズマ、がん、活性酸素種
プラズマを大気圧下で生成させた低温プラズマ(non-thermal plasma; NTP)は、がん細胞を選択的に殺傷することから、新しいがん治療として期待されている。NTPの抗がん活性は、NTPを細胞に直接照射した場合だけでなく、NTPを照射した培地(plasma-activated medium; PAM)や乳酸リンゲル液(plasma-activated lactated Ringer's solution; PAL)などのプラズマ活性溶液を細胞に負荷する間接法によっても発揮される。本講演では、プラズマ活性溶液が抗がん活性を発揮する分子機構について議論したい。