講演情報

[15p-P07-2]磁場印可による水のメモリー効果と炭酸カルシウム析出相の変化

〇ALYAHMED MOHAMEDSAYED1、稲川 奎登1、奥村 英之1 (1.京大院エネ科)

キーワード:

磁気処理、スケール防止、磁場効果

本研究では、大気暴露した超純水を2つのガラス容器に用意し、流速3m/sで循環させた。1つの経路には700mTの永久磁石を使用して磁気処理を施し、磁気処理水(MTW)と未処理水(NW)を作成した。一定温度(5~45℃)で炭酸カルシウムを析出させた結果、15℃以上でMTWのバテライト相が増加し、25℃で最大となった。また析出にMTWを用いた場合の粒径がNWより小さいことが確認され、水の磁気処理はバテライト相の安定化や粒子成長の抑制効果を示唆した。