講演情報

[17p-K405-1]n-i-p型スズペロブスカイト太陽電池の高性能化に向けた酸化チタンの表面処理法の開発

〇坂本 知優1、大橋 昇1、長谷川 晃央1、三輪 和平2、松尾 豊2、Truong Minh Anh1、Murdey Richard1、中村 智也1、若宮 淳志1 (1.京大化研、2.名大院工)

キーワード:

スズペロブスカイト太陽電池、フラーレン、酸化チタン

電子輸送層として酸化チタン(TiO2)を用いるn-i-p型スズペロブスカイト太陽電池では、開放電圧が低いことが課題となっている。本研究では、カルボン酸やホスホン酸の吸着基をもつC60誘導体でTiO2の表面を被覆した。カルボン酸誘導体では、開放電圧は0.21 Vから0.24 Vに向上した。ホスホン酸誘導体では0.38 Vまで向上した。発表では、被覆の有無によるXPSや蛍光測定結果の違いに基づいて、開放電圧向上のメカニズムについて詳細に議論する。