セッション詳細

会員企画⑩/活力ある健康の実現をめざして―Well-beingを高める包括的アプローチ―

2026年8月31日(月) 13:50 〜 15:10
札幌コンベンションセンター207会議室(2F)
コーディネーター:家光 素行(立命館大学)、村上 嘉野(立命館大学)
健康はこれまで、健康診断に代表されるように、疾病の有無やそのリスクによって評価されてきた。しかし、それだけでは、より健康であること、いきいきと生活し、学び、働き、社会に関わることのできる状態を十分に捉えることはできない。近年では、出勤しているにもかかわらず健康問題により生産性が低下するプレゼンティーズムが注目されており、これは「健康であるか否か」ではなく、「どの程度いきいきと活動できているか」を反映する概念と捉えられる。生産年齢人口の減少が進み、高齢者の就業拡大も続く我が国においては、病気でないことに加え、健康で働ける、働きたいと思える状態、すなわち生きる力としてのVitality(活力)を捉え、評価していく視点が重要である。
 2022年に世界保健機関(WHO)は The Lancet Healthy Longevity において、Vitalityを健康長寿を支える重要な概念として示し、その評価には客観的指標が必要であり、エネルギー代謝、神経筋機能、免疫・ストレス応答など複数の側面から捉える必要があることを議論している。すなわちVitalityは、単なる主観的な“元気さ”にとどまらず、身体的・心理的な健康の基盤をなすものであり、その評価法と向上方策の確立は、Well-beingの向上を考えるうえでも重要な課題である。
 そこで本シンポジウムでは、①身体活動とプレゼンティーズムからみたVitality、②日々変動するVitality、③中長期的に変化する身体的Vitality、④中長期的に変化する心理的Vitality、⑤運動や食事がVitalityに及ぼす影響、の5つの観点から議論を行う。スポーツ科学、健康科学、運動生理学、栄養学、心理学、測定評価学など複数領域の知見を接続し、Vitalityをどのように捉え、どのように可視化し、いかに高めていくかを検討することで、「病気ではない」ことにとどまらない、活力ある健康の新たな評価枠組みと実践の方向性を共有したい。
 本シンポジウムでは、運動生理、心理などの異なる分野で活躍する若手研究者が連携し、活力という視点からWell-beingを高める方策を議論する。

[会員企画10-1]身体活動とプレゼンティーズムから考えるVitality

*永田 康喜1 (1. 日本体育大学)
コメント()

[会員企画10-2]日々変動するVitalityを反映する指標としての握力評価の可能性

*田上 友季也1 (1. 医薬基盤・健康・栄養研究所)
コメント()

[会員企画10-3]中長期的に変化する身体的Vitality

*藤江 隼平1 (1. 立命館大学)
コメント()

[会員企画10-4]中長期的に変化する心理的Vitality

*村上 嘉野1 (1. 立命館大学)
コメント()

[会員企画10-5]運動や食事がVitalityに及ぼす影響

*西川 太智1 (1. 立命館大学)
コメント()