講演情報
[A-05-03]アルミニウムの特性を活かしたデザイン
*菊池 里香1、繁里 光宏1 (1. 芝浦工業大学院)
キーワード:
Product Design
本研究は、株式会社UACJとの産学連携プロジェクトにおいて、アルミニウムの認知向上を目的としたデザイン提案を行ったものである。まず、既存の啓蒙事例約80件を収集し独自のマッピングを作成することで有効な啓蒙の要素を分析した。その結果、ユーザーの関心を喚起するには、「物語性」および「エンタメ性」が有効であり、体験を通じた価値伝達が重要であると示唆された。初期段階では複数のアイデアを検討したが、中身のストーリーに依存する構造ではアルミニウム自体の特性が伝わりにくいという課題が明らかになった。そこで、素材の物理的特性に着目し、熱伝導性の高さを活かした「白湯たんぽ」を提案した。本提案は、白湯をキャップ付きアルミ缶で提供するアイデアであり、飲料としての機能に加え、手で持って温まるという身体的体験を通じてアルミニウムの特性を直感的に伝えるものである。アンケート調査により一定の共感が得られたが、認知向上への効果検証は今後の課題である。
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