講演情報
[A-05-04]短期的組織における運営実践を引き継ぐ仕組みの共同デザイン文化の祭典実行委員会の活動に着目して
*新井 佑奈1、小早川 真衣子1 (1. 千葉工業大学大学院 先進工学研究科 知能メディア工学専攻)
キーワード:
Practical knowledge、Co-Design、Reflection
本稿は、任期が1年と短い学生組織において、運営実践の引き継ぎが困難である問題に着目し、その改善に向けた仕組みの共同デザインを目的とする。対象は千葉工業大学文化の祭典実行委員会であり、従来の引き継ぎが形式的で文脈を欠き、次代の構成員にとって自分ごと化されにくい点が課題として明らかとなった。そこで本研究では、先輩と後輩が対話を通じて実践知を共創する「場」の設計を提案する。その中核として、一人称的記述である「行動手記」に着目し、その構造と特徴を分析した。分析の結果、行動手記は状況や気づきを含む文脈的理解を促し、実践の追体験や自分視点の解釈を生じさせ、事象を自分ごととして捉えられる可能性が示唆された。これにより、単なる情報伝達ではなく、構成員が主体的に意味づけを行う引き継ぎが実現されると考えられる。今後は提案した場を実際の活動に導入し、その有効性を検証するとともに、第一筆者がいない状態でも場づくりが持続する状態をつくる。
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