講演情報
[A-10-07]ソーシャルデザインの事例をいかに記録するか分析項目をめぐる考察
*高安 啓介1 (1. 大阪大学大学院人文学研究科)
キーワード:
social design、case study、database
ソーシャルデザインは、利益をあげることを主目的とせず、社会問題の解決に向けて、市民のために市民とともに、有意義なものを生み出そうとする活動であるとするならば、それぞれの取り組みは事例として、完全なかたちで把握されなければならない。現在、ソーシャルデザインの研究は、国内事例の紹介にとどまりがちで、海外の事例を含めた比較研究になかなかおよばない。過去の取り組みをあつかう歴史研究もまだ十分に進んでいない。そこで、ソーシャルデザインの事例をとらえる分析項目を定めて、事例データベースを構築できるならば、事例の比較がうながされ、事例の記録ができるようになり、実例にもとづく実証研究がおこないやすくなる。デザイナーにとっても、前例を探して参照するのにも、自己の取り組みを記録するのにも役立つだろう。本発表では、ソーシャルデザインの事例をとらえる分析項目の提案をおこない、事例データベースがいかに可能となるかについて考察する。
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