講演情報

[B-01-03]参加型デザインによるADHDの児童と家族の「明日の準備」への提案

*磯野 彩花1、畔柳 加奈子1 (1. 京都工芸繊維大学 デザイン学専攻)
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キーワード:

参加型デザイン、ADHD

ADHDの児童は周囲に気を取られ、やるべきことを見過ごしがちであり、保護者は同じ声掛けの繰り返しにストレスを感じている。この状況が見られる場面として、翌日の登校に備えてランドセル内の学用品を整える「明日の準備」を題材に研究を進めた。 本研究の目的は、ADHDの児童の「明日の準備」を円滑にするデザインによる、保護者のストレス低減である。既存の対策として「環境を整える」「ToDoリスト」「声掛けの工夫」等があるが、これらは保護者に負担が重く継続が難しいため、保護者の負担が軽い形を目指す。 ADHDの小学6年生をパートナーとし、参加型デザインを実践した。現状を観察し、分析の結果からプロトタイプを作成した。これを用いて効果を検証した。 検証結果より、音声で次の行動を確認できる録音再生機能、文字でタスクを把握できる行程表、作業開始・完了を実感させる動作を備えるリマインドボタンを制作した。保護者はタスクをカードに書いて渡す。 ボタンが児童の動き出しを助けることで行動を円滑化し、一人で準備ができた。このことより、保護者のストレス低減に繋がると考えられる。参加型デザインにより実態に即した提案となった。

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