講演情報

[B-02-02]リビングラボ実践における主体生成のメカニズム―地域創生を実現するための存在・意欲・表現保障モデルの検討―

*木村 篤信1,2、松浦 克太2、梅本 政隆2 (1. 日本リビングラボネットワーク、2. 地域創生Coデザイン研究所)
PDFダウンロードPDFダウンロード

キーワード:

Living Labs、Transformation in the Middle Voice、Presence-Motivation-Expression Model

政府は地方創生政策を、人口減少の克服から適応へと転換した。これは地域課題を、外部の知識や技術によって解決される技術的問題ではなく、当事者自身が主体的に価値観や行動様式、関係性を変容させる適応課題として捉え直すものである。しかし、役割分化が進む工業化や受動的消費者を生み出す消費社会が進展する中で、人々が主体として言葉を発する機会を奪われている現代において、どのように適応課題に取り組むのがよいのだろうか。
本稿では、北欧のリビングラボ実践や、徳島県神山町の地方創生実践の分析を通じて、主体的に適応課題に取り組む環境として、地域内にいる当事者が、主体として言葉を発するようになる動的なプロセスモデル-存在・意欲・表現保障モデルーについて検討する。具体的には、どんな人でも唯一の存在として承認される存在保障(関係のレイヤー)、その相互関係の中で当事者が言葉や行動、その前提となる意欲を回復する意欲保障(内面のレイヤー)、その内面変化を起点として地域での表現が生成的に立ち上がり、結果として公共化する表現保障(公共のレイヤー)というプロセスである。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン