講演情報

[B-09-05]ポスト・スマート時代に適合した余白のデザイン手法

*影山 友章1 (1. 名古屋市立大学 芸術工学研究科)
PDFダウンロードPDFダウンロード

キーワード:

Post-Modern、Post-Smart、Scope for User Intervention

IT革命を契機にした「スマート化」を旗印に,社会の合理化・効率化が進んでいる。その一方,2010年代後半ごろから「丁寧な暮らし」や「不便益」など,手間や労力を肯定的に捉えるムーブメントが立て続けに起こっている。本研究では,21世紀初頭の「スマート化」の反動とも受け取ることができる昨今を,20世紀に起こったモダニズムからポスト・モダンへの流れに準えて,「ポスト・スマート」と命名した。そして,ポスト・モダンの作家たちが作品を生み出した際の意図や感情を読み解き,それらを現代に応用することで,ポスト・スマートと呼ぶことができる時代に適合したデザイン手法を構築することを目指した。歴史研究からは,ポスト・スマート時代のデザイン思想として「スマート化(効率化主義)への反抗」「感情・遊び心の復権」といった要素が抽出された。そして,それらの思想を実現させるためのキーワードとして「製品の使用過程における“余白”」に着目した。最終的にはそれらを「時間的余白+(プラス)」「行動的余白+(プラス)」「行動的余白−(マイナス)」「思考・情報的余白+(プラス)」の4つのデザイン手法に落とし込んだ。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン