講演情報

[B-12-07]歩道橋の存廃要因に関する地域差の分析

*小松 龍ノ介1、田中 一成2 (1. 大阪工業大学大学院、2. 大阪工業大学)
PDFダウンロードPDFダウンロード

キーワード:

歩道橋、国土数値情報、GIS

本研究は、歩道橋の存廃に影響を与える要因を明らかにするとともに、その地域差を把握することを目的とする。対象として静岡市および札幌市を取り上げ、歩道橋の周辺環境や物理的条件に関するデータを収集した。説明変数には周辺の横断施設の配置、最寄りの学校や駅までの距離、架設年度などを用い、歩道橋の撤去状況を目的変数として判別分析を行った。分析の結果、両都市ともに正準相関は一定の値を示したものの、モデル全体の有意確率は5%水準を下回らず、統計的な有意性は確認されなかったものの、最寄りの学校までの距離は両都市において比較的高い値を示し、学校との位置関係が歩道橋の存廃と一定の関係を持つ可能性が示唆された。また、静岡市では近傍横断歩道までの距離や周辺横断歩道数が比較的大きな値を示したことに対し、札幌市では架設年度や学校までの距離が相対的に大きな値を示した。これは、横断歩道の配置や地下通路の整備など都市構造の違いが歩道橋の存廃に影響する可能性が示された。以上より、歩道橋の存廃判断には学校との位置関係に加え、都市構造や横断施設の配置など地域特性を考慮する必要があると考えられる。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン