講演情報
[C-05-05]触想パズルの実践的展開:オープンハードウェアによる普及モデル
*安井 重哉1 (1. 公立はこだて未来大学)
キーワード:
Open Hardware、Digital Fabrication、Tactile
触想パズルは、断面形状の異なる柱体を組み合わせたオブジェクトと、その複合形状の抜き型を持つリングのペアによって成り立つ触覚玩具である。視覚情報を必要とせず触覚のみで遊ぶことができるため、晴眼者・視覚障がい者を問わず楽しめる晴盲共遊玩具としての可能性を持つ。グッドデザイン・ニューホープ賞を受賞し、研究フェアでの出展では100人以上から高いポジティブな反応を得るなど、プロダクトとしての評価は積み重なっている。
しかし「評価された」から「社会に広く展開された」への移行は容易ではなかった。商業化か起業かという枠組みの中で逡巡し、大学の知財ポリシーが発想を狭める一因ともなっていた。この葛藤の中で「設計データを誰でも自由にダウンロードできれば良いのではないか」というシンプルなアイデアに辿り着き、後にそれがオープンハードウェアという既存の枠組みと通底していることを知った。
本稿では、特許権とオープンなデータ公開をデジタルファブリケーション環境と組み合わせたオープンハードウェアによる普及モデルを提案する。この逡巡の経緯と提案が、研究成果の社会への実践的展開を考える研究者への参考事例となれば幸いである。
しかし「評価された」から「社会に広く展開された」への移行は容易ではなかった。商業化か起業かという枠組みの中で逡巡し、大学の知財ポリシーが発想を狭める一因ともなっていた。この葛藤の中で「設計データを誰でも自由にダウンロードできれば良いのではないか」というシンプルなアイデアに辿り着き、後にそれがオープンハードウェアという既存の枠組みと通底していることを知った。
本稿では、特許権とオープンなデータ公開をデジタルファブリケーション環境と組み合わせたオープンハードウェアによる普及モデルを提案する。この逡巡の経緯と提案が、研究成果の社会への実践的展開を考える研究者への参考事例となれば幸いである。
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