講演情報

[C-08-04]デザイン教育におけるコンセプト理解の議論を促す4コマ漫画活用方法

*長藤 楓子1、柴田 吉隆1 (1. 千葉工業大学大学院)
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キーワード:

批判、コンセプト、4コマ漫画

近年のデザイン実践において、発散されたアイデアを建設的に批判し、ブラッシュアップするプロセスは不可欠である。しかし、日本の教育現場では、調和を重んじる文化や教員一人あたりの学生数の多さから、学生が批判的対話を体験的に学ぶ機会は限られている。そこで本研究では、デザインを学ぶ学生の批判スキル習得方法を探索した。
千葉工業大学デザイン科学科の学生を対象とした試行実験では、批判プロセスの構造化や評価軸の提示を行ったが、コンセプトへの理解不足とそれによるフレームワークの形骸化、また同調圧力による心理的障壁の問題が明らかになった。
これを踏まえ、本実験では前段階として「4コマ漫画によるコンセプトの再表現」を導入した。その結果、制作を通してコンセプトを再解釈し、明確に捉え直すことが可能となった。これは内在化された4コマ漫画のフレームにより、表現の質向上の過程でコンセプトの構造の再認識が促されたためである。さらに制作過程で批判的対話も促進され、コンセプトの質も向上した。
4コマ漫画による再表現は、抽象概念の再解釈を通じて構造理解を促し、その後のアイデア創出や批判活動を支える方法と言える。

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