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[C-10-04]可変部材による家具の継承可能性に関する研究PARADOX Seriesにみる寿命・リユース・資産性の再定義

*木下 陽介1 (1. 東京工芸大学)
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キーワード:

家具の寿命、リユース、資産性

本研究は、交換可能な構成をもつ椅子「PARADOX Series」を対象に、家具の寿命を一体の完成品としてではなく、部材の集合体として捉え直すことを目的とする。循環型社会への転換が求められるなか、家具は使用可能であっても移転や嗜好変化、部分的損傷により廃棄・退蔵されやすい。本研究では、既往研究によるリユース流通実態の整理、法定耐用年数と物理的寿命の差異の確認、製品構成と交換手順の分析を通じて検討を行った。その結果、家具の寿命には物理的・機能的・制度的な複数の位相があること、完成品としての再使用が困難でも部材単位で価値を保持しうること、家具の資産性は中古価格だけでなく再編可能な部材ストックとして捉え直せることを示した。PARADOX Seriesは、寿命を調整可能な時間の束として扱い、リユースとリサイクルの間を接続する設計実践として位置づけられる。

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