講演情報
[C-10-05]知的障害のある作り手の実態を考慮した木工作業工程の提案
*村上 響1、中島 瑞季2 (1. 芝浦工業大学大学院機械工学専攻、2. 芝浦工業大学)
キーワード:
知的障害、木工、工程再構成
本研究は、知的障害のある人々に対する理解不足と接点の不足が相互に影響し合う状況に着目し、その改善に向けた製品制作のあり方を検討するものである。特に、間接的な接点の継続的な創出と拡充を通じて、直接的な接触機会の増加につなげる可能性に着目し、製品を媒介とした関係構築を位置づける。製品は作り手と使い手をつなぐ接点として機能するが、その制作過程においては、知的障害のある作り手の実態が障害特性や発達段階、生活環境などの影響を受けて多様に現れる。しかし、従来の作業工程は固定化されていることが多く、このような実態の多様性に十分対応できていない。その結果、一部の作り手のみが特定の工程を担う構造が生じ、多様な関与が困難となっている。そこで本研究では、実態を作業中に観察可能な行動や動作、指示への反応として捉え、それを「技能の実態」として位置づける。そして、技能の実態を基盤とした木工作業工程の再構成手法を提案し、作り手が多様な関わり方で参加可能な製品制作の実現を目指す。
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