講演情報
[D-03-04]義務教育学校における学習者の空間選択を促すナッジ要素の抽出―全国悉皆調査に基づく実態と設計指針の検討―
*柴田 愛望1、柿山 浩一郎2 (1. 札幌市立大学大学院 デザイン研究科、2. 札幌市立大学)
キーワード:
Spatial Nudge、Learning Environment Design、Learners’ Spatial Choice
日本の教育現場では「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的充実が求められている。協働的な学びについては、2012年頃のアクティブラーニング導入以降、グループワークをはじめとした実践が積み重ねられてきた。一方、個別最適な学びはその手法が十分に確立されておらず、現場での試行錯誤が続いているのが現状である。本研究は、学習者が状況に応じて学習空間を自発的に選択することを穏やかに方向づける「空間ナッジ」の設計要件を明らかにすることを目的とする。北欧・オランダの先行事例調査および国内の自由進度学習実践校への視察を通じ、空間構成や家具配置・情報提示のあり方が学習者の行動選択に影響することを確認した。これらの知見を踏まえ、制度的柔軟性を有する義務教育学校を対象に、全国262校の国公立校への悉皆アンケート調査を実施した。本発表では、空間工夫の導入実態や有効性の認識に関する分析結果をもとに、学習者の空間選択を促すナッジ要素と設計指針について報告する。
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