講演情報
[PB-17]地域交流拠点 moss ARIMATSU の利用実態とコミュニティ形成逆算思考から生まれた施設の開設後約2年の運営報告
*浅野 翔1,2 (1. フリーランス、2. 合同会社ありまつ中心家守会社)
キーワード:
Community Hub、Historic District Revitalization、Participatory Design
愛知県名古屋市有松地区において、3年間の参加型ワークショップ「プレー!アリマツ」の成果をもとに2024年に開設した地域交流拠点「moss ARIMATSU」の利用実態とコミュニティ形成プロセスを報告する。本施設は、重要伝統的建造物群保存地区内の元・隠居住宅を改修したレンタルキッチン・レンタルスペースである。改修にあたっては、ワークショップで導出された4つの設計方針(地域に開かれた環境、多様な活用形態、地域資源の転用、世代を超えた継承)を反映した。開設から約2年間で総利用件数は498件、累積ユニークユーザー数は88名に達し、飲食関連、ワークショップや教室、物販、展示と多岐にわたる利用がある。利用事例として、ワークショップの未来シナリオから着想された発酵食講座やエコプリント展示などを紹介し、思索的アプローチと実空間での活動の接続を示す。さらに、ワークショップ参加者からクラウドファンディング支援者、施設利用者・ボランティアへと広がる人的ネットワークの形成過程を分析し、当事者意識の醸成における効果と課題を論じる。
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