講演情報

[PB-38]ARを用いた東京都及びニューヨーク市におけるスマートポールデザインの検証

*小川 貴史1 (1. 福井工業大学)
PDFダウンロードPDFダウンロード

キーワード:

Smart pole、Street furniture、Web AR

本研究は、東京都およびニューヨーク市に設置されたスマートポールを対象に、AR(拡張現実)を活用してそのデザインと景観への影響を評価することを目的とする。スマートポールは都市OSの入出力装置として重要な役割を担い、都市サービスの高度化に寄与する一方で、景観や市民生活への影響、設置場所や形態に関する設計指針は未整備である。そこで本研究では、既設のスマートポールを3D-CADでモデリングし、Web ARコンテンツとして実空間に重ねて表示し、視認性や印象の比較評価を行った。その結果、ARは高さや距離感といった空間的把握に優れ、「見上げる」視点を含む実環境に近い検証を可能にすることが確認された。また、色彩や形態の違いは圧迫感や景観との調和性に大きく影響し、特に高所構造では空との関係性や明度設定が重要であることが示唆された。さらに、形状ディテールによってはノイズ感が生じる可能性も指摘された。以上より、ARはスマートポールの景観検討および多主体間の合意形成を支援する有効な手法であり、今後のデザイン指針の構築や評価手法の高度化に寄与することが期待される。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン