講演情報

[PB-46]デジタルファブリケーションを用いた可搬性に優れた屋台デザインの研究

*岩田 快道1、伊藤 慎一郎2 (1. 京都産業大学大学院 先端情報学研究科、2. 京都産業大学 アントレプレナーシップ学環)
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キーワード:

Digital Fabrication、Stall、Placemaking

屋台は公共空間における賑わい形成に有効な装置だが、現代の屋台は大型で自動車輸送に依存しており、運転免許を持たない学生等の参入を阻む物理的障壁となっている 。本研究では、デジタルファブリケーション技術を用い、公共交通機関を利用して一人で運搬・展開可能な「サードプレイス的屋台」の構築を目的とした 。実地調査とグッドデザイン賞受賞作60件の分析から、屋台の最小構成要素を「のれん・柱・カウンター・側面パネル」と定義 。設計要件として、総重量10kg以下、工具不要の設営、自立性などを設定した 。開発したプロトタイプ②「テント型屋台」は、柱に園芸用支柱、接合部に3Dプリントパーツを採用し、総重量1.78kgという大幅な軽量化を実現した 。検証の結果、JR西日本や京都市バスの手荷物規定を満たし、片手での運搬とツールレスでの展開(約30分)が可能であることを実証した 。本システムは、自動車や多額の資本を持たない個人でも、公共空間に一時的な居場所を作り出せるプラットフォームを提供する 。今後はパーツのカスタマイズによる多用途化や、周囲の滞留・行動に与える影響の定量的な検証が課題である 。

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