講演情報
[PB-61]個人経営の小規模飲食空間の動的マネジメントに関する研究実践的研究“間借りカフェ”を通じた場の形成プロセスに着目して
*小林 雅果1、大島 卓2 (1. 札幌市立大学大学院デザイン研究科、2. 札幌市立大学デザイン学部)
キーワード:
Action Research、Pop-up cafe、Dynamic Management
本研究は、個人経営の小規模飲食空間における動的マネジメントの特性を、「間借りカフェ」の実践的経営を通して明らかにすることを目的とする。近年のカフェは、利用者の行動や価値観の多様化、SNSを介した発信の広がりにより、運営者と利用者が相互に影響し合いながら価値を形成する動的な場へと変化している。こうした背景を踏まえ、本研究では、場所・時間・運営条件が可変的で、短いPDCAサイクルを反復できるという動的特徴を持つ間借りカフェに着目した。文献調査および実態調査に加え、筆者自らが間借りカフェを計画・運営する実践研究を行う。これまで、2回の営業を実施し、営業回ごとの特性や課題、それに対する意思決定・調整プロセスを記録・分析してきた。現段階での知見として、間借り営業では提供物以上に人間関係を目的とした来店が多く、SNS発信の重要性が示唆された。また、動的な営業に伴い偶発的な出会いや利用者同士の交流が生まれ、コミュニティ拡大の可能性が確認された。今後は想定する全5回営業を通して営業タームごとの比較を行い、利用者との相互作用によって更新される「場」の形成プロセスの分析や動的マネジメントモデルの図解化を目指す。
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