講演情報
[3K0101-07-04]岩石の減速クリープと加速クリープに関する研究
○関戸 悠真1[修士課程]、羽柴 公博1、福井 勝則1 (1. 東京大学)
司会:濵中 晃弘(九州大学)
キーワード:
岩石、クリープ試験、応力-歪曲線、時間依存性
岩石のクリープ挙動の把握は、トンネルや鉱山といった地下構造物の長期安定性評価において重要である。岩石のクリープ試験には、歪速度が減速から加速に移行するまでの過程に長期の時間を要するという難点がある。過去の研究では試験時間短縮のため、強度に近い応力でクリープ試験を行う、強度破壊後にクリープ試験を行うことで加速クリープのみを把握する、などの試みがなされた。しかし、低応力下でクリープ挙動全体を把握できないことや、クリープ寿命が取得できないこと等が課題であった。本研究は、短時間でクリープ挙動全体を把握できる試験手法の確立を目的とした。クリープ試験中に再載荷を挟み強度破壊後に再びクリープ試験を行うことで、減速クリープの最初と加速クリープの最後のデータを取得し,クリープ挙動全体を推定した。この試験を複数の岩種に対して実施し、通常のクリープ試験の結果と比較した。破壊に至るまでの歪や歪速度の変化や、クリープ試験中の再載荷がもたらす影響を考察し、手法の妥当性を検証した。また、クリープ応力やクリープ試験開始から再載荷するまでの時間を変化させ、多くの条件下でのクリープ挙動について検討した。
