講演情報

[2B02]振動磁場とスピン干渉を用いた中性子通過時間測定

*藤谷 龍澄1、日野 正裕1、樋口 嵩1 (1. 京大)

キーワード:

中性子光学、中性子スピン干渉、JRR-3、MINE

中性子がある区間を通過する時間を精密に測定することは重要である.一般的には飛行時間法が用いられるが,ビームチョッパーの開口幅や減速材による時間の不確かさがある.Kruegerらは微細構造定数の測定を目的にスピン干渉を用いた高精度中性子速度測定を行った.我々はこの方法をヒントに振動磁場測定技術を発展させ,JRR-3 MINEにて検証実験を行った.本発表では理論的考察と実験結果をもとに中性子通過時間測定の実現可能性について議論する.