[3C09-14] シミュレーション2

14:45 〜 15:00

[3C09] CFDシミュレーション制御のための遠隔VR in-situ 可視化

*下村 和也¹、河村 拓馬¹、井戸村 泰宏¹、尾崎 司 (1. 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)

キーワード：

可視化、VR、ステアリング、in-situ

スーパーコンピュータ上の大規模CFDシミュレーションにおけるパラメータ最適化や逆問題解析に向けて、対話的なin-situシミュレーション制御技術が注目されている。一方で解像度の増加に伴うシミュレーションリアリティの向上により、仮想現実（VR）技術の重要性も増加している。これらのニーズに応えるために、可視化アプリPBVRを使用したVR空間におけるin-situシミュレーション制御を提案する。PBVRは粒子ベースボリュームレンダリング手法を採用した遠隔可視化アプリであり、シミュレーションの実行と同時に対話的にデータ可視化が可能なin-situ可視化機能、可視化結果をVR空間に投影するVR可視化機能、および、対話的なシミュレーション制御機能がそれぞれ独立に実装されたバージョンが開発されてきた。今回、それらを統合することで、大規模CFDシミュレーションのin-situシミュレーション制御を実現し、風況解析コード「CityLBM」を用いてその有効性を検証した。