講演情報
[3H06]ウラン取扱施設の廃止措置(1) 廃水処理室の廃止措置の概要
*中西 良樹1、大和田 光宏1、青山 佳男1、須黒 寿康1 (1. JAEA)
キーワード:
廃止措置、解体撤去、ウラン、管理区域解除、NR
日本原子力研究開発機構(JAEA)核燃料サイクル工学研究所旧ウラン濃縮施設は、ウラン濃縮技術の開発を目的に建設された施設で、開発及び試験等の目的に応じた複数の施設で構成されていた。これらの施設におけるウラン濃縮技術開発は、開発技術の日本原燃(株)への技術移転によりJAEAにおける技術開発の当初の目的が達成されたため、平成13年に終了した。旧ウラン濃縮施設の1つである廃水処理室は、ウラン濃縮施設で発生した放射性廃水の処理を行ってきた施設であるが、その役目が終了し、さらに老朽化も進んでいたことから、廃止措置をすることになった。廃水処理室の廃止措置は、令和3年度から令和5年度にかけて管理区域解除に向けた内本報では、廃水処理室の施設及び廃止措置の計画並びに実施した作業等の概要について紹介する。