講演情報
[3H07]ウラン取扱施設の廃止措置(2) 廃水処理室の内装設備の解体撤去
*大和田 光宏1、中西 良樹1、青山 佳男1、須黒 寿康1 (1. JAEA)
キーワード:
廃止措置、解体撤去、ウラン
ウラン濃縮施設で発生した放射性廃水の処理を行ってきた施設である廃水処理室の廃止措置として、令和3年11月から令和5年8月にかけて管理区域解除に向けた内装設備の解体撤去作業を実施した。解体撤去作業では、管理区域解除に向けた放射線測定が実施できるように廃水処理関連設備、地下ピット、給排気設備等の汚染の恐れがあるすべての設備の他、過去の作業により汚染の可能性が否定できない壁、床等のはつり及び階段等の金属構造物の塗膜の除去を行った。本作業と通じて、ウラン取扱施設における廃止措置作業共通の課題や施設特有の課題が明らかとなった。本報では、廃水処理室の内装設備解体撤去作業で得られた廃止措置の実績と関連する知見を報告する。