併催シンポジウム/行事
併催シンポジウムは、本会委員会主催によるもの、外部の機関より提案されたもの(コラボレーション企画)等で構成されます。
今年度は全12件のシンポジウムが開催されます。また、会長講演と付設展示会も例年通り開催されます。
いずれも参加費無料で、どなたでもご参加頂けます。
多くの方々のご参加お待ちしております。
※申込方法等詳細は各シンポジウム/行事詳細ページにてご確認ください。
実施日 | シンポジウム/行事名称 |
3/18-20 | 付設展示会 |
3/18-21 | 日本大学理工学部科学技術史料センター(CST MUSEUM) 第19回特別展 測量は『国土の身体測定』 |
3/18午前 | (JST)さきがけ「自在配列」領域 公開シンポジウム |
3/18午後 | (JST)CREST「革新的反応」研究成果報告会 |
3/18午後 | 天然物および生物有機化学に関するナカニシシンポジウム2024 |
3/19午前 | ERATOニューロ分子技術:成果と展望 |
3/19午前 | 論説フォーラム「学術研究からイノベーションへ、大学発スタートアップとその挑戦」 |
3/19午後 | 会長講演・表彰式 |
3/19午後 | メゾヒエラルキーの物質科学:メゾ領域で機能する材料創製に向けたアプローチ |
3/20午前 | 「遅延制御超分子化学」成果報告会 〜遅延から創る生命機能と高次構造〜 |
3/20午前 | ケミカルレコード・レクチャー 2024 |
3/20午後 | 化学と情報科学との協働による潜在空間分子設計への挑戦 |
3/20午後 | 第30回化学教育フォーラム:化学用語検討小委員会の取組と学習指導要領 |
3/20午後 | 市民公開講座 化学でみる過去と未来 |
3/20終日 | 実験教室 ―おもしろ化学実験― |
3/21午前 | メカノケミカル有機合成を企業で活用するために |
3/21午後 | 全固体電池のプロセスサイエンス 第3回シンポジウム |
(JST)さきがけ「自在配列」領域 公開シンポジウム
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構
日時:3月18日 9:00~11:40
さきがけ「自在配列」領域の公開シンポジウムを開催いたします。本さきがけ研究領域は、2020年10月に立ち上がり、原子や分子を自在に結合、配列、集合する手法を駆使して、新しい物質や構造体を生み出し、その構造がもたらす新しい特性や機能を引き出すことにより、革新的な物質科学のパラダイムを構築することを目指しています。今回のシンポジウムでは、2021年度採択課題を中心に、研究成果を紹介いたします。いずれの課題も挑戦的で独創的であり、多くの革新的な成果が生まれました。ご期待ください。
プログラム
- 9:00- 9:10 開会挨拶(東理大総研)西原 寛
第一部 座長:(豊田中研)稲垣 伸二 - 9:10- 9:27 芳香族の壁を持つ環状分子・ポーラスナノシートの創出(NIMS)林 宏暢
- 9:27- 9:44 擬ラセミ体の有機分子を配列した機能性結晶の創製(横浜国大院工)伊藤 傑
- 9:44-10:01 ナノ空間制御に基づく精密単原子層物質の創製(東大院工)北尾 岳史
- 10:01-10:18 ラダー化によるラセンの自在構築と機能創出(名大院工)井改 知幸
- 10:18-10:27 休憩
第二部 座長:(東理大総研)西原 寛 - 10:27-10:44 可逆的共有結合を用いたペプチド立体構造制御と機能創出(名市大院薬)梅澤 直樹
- 10:44-11:01 配座制御されたアミノ酸ブロックを用いた有機ナノ構造体の設計と応用(東大院工)森本 淳平
- 11:01-11:18 強相関ラジカル分子構造体のライングラフ物性(名大院理)水津 理恵
- 11:18-11:35 熱的な結晶相変化を活用した遷移金属酸化物における電気抵抗スイッチング(東北大院理)河底 秀幸
- 11:35-11:40 閉会挨拶(東理大総研)西原 寛
参加費:無料。日本化学会春季年会に登録されていない方も無料で入場いただけます。
問合先:国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略研究推進部 さきがけ「自在配列」領域担
E-mail: presto_pma@jst.go.jp
(JST)CREST「革新的反応」研究成果報告会
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構
日時:3月18日 13:00~15:30
CREST「革新的反応」の研究成果報告会を開催いたします。2018年10月に立ち上がりました本領域は、電気や光等のエネルギーを積極的に利用する革新的反応技術を創出することに挑戦しています。今回のシンポジウムでは、2020 年度採択の4課題の研究成果に加えまして、本領域の最新のトピックス3テーマを紹介いたします。いずれも革新的な研究成果です。ぜひご参加ください。
プログラム
- 13:00-13:05 CREST 趣旨説明 (大阪公大/台湾国立陽明交通大)柳 日馨
(第1部)座長:(東工大院工)野崎 智洋 - 13:05-13:30 時空間で精密制御した輻射場による表面反応プロセス (東大物性研)吉信 淳
- 13:30-13:45 芳香族置換ポリアセチレンによる可視光レドックス触媒反応 (産総研)谷口 剛史
- 13:45-14:10 ヒドリド含有酸化物を活用した電気化学CO2還元 (東工大院理)前田 和彦
- 14:10-14:25 AEM型リアクターを用いた含窒素芳香族化合物の電解還元水素化 (横国大院工)信田 尚毅
(第2部)座長:(横国大院工)跡部 真人 - 14:25-14:50 「ルイス酸-外部刺激」系によるイオン性中間体の活性化 (阪大院工)安田 誠
- 14:50-15:05 ベンゼン環1個で構成される黄色蛍光色素の創製 (東農工大院農)岡田 洋平
- 15:05-15:30 電気・光・磁場で誘導する革新的分子変換法の創成 (慶大理工)垣内 史敏
参加費:無料
問合先:国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略研究推進部
E-mail: crest-reaction@jst.go.jp
ERATOニューロ分子技術:成果と展望
主催: ERATO 浜地ニューロ分子技術プロジェクト
日時:3月19日 9:00~11:40
2018年秋から神経/脳科学へ貢献する化学の開拓を目指して、JST/ERATOニューロ分子技術プロジェクトがスタートし、最終年度を迎えようとしている。脳は高度な生命活動の中枢であり、またその破綻は認知症や精神疾患などの疾病に繋がるため、基礎サイエンスから応用まで、幅広い分野と繋がる重要な研究分野である。我々は、神経伝達の根幹を担う神経伝達物質受容体と呼ばれる膜タンパク質を中心標的として、可能な限り脳内の3次元ネットワークを維持したままでの、化学修飾やイメージング解析、制御・介入を可能とする分子技術の開拓に悪戦苦闘してきた。本企画では、脳内での受容体イメージングや制御、オミクス解析に資する分子技術の開発とその応用の現状を紹介し、未踏のフロンティアでもある脳神経系への化学的アプローチの将来に関しても、化学会の皆様と議論する場を提供させて頂きたい。
プログラム
- 09:00-09:10 開会挨拶(京大院工)浜地 格
- 09:10-09:45「生きた動物脳内での受容体のケミカルラベルとその応用」(京大院工)野中 洋
- 09:45-10:20「光反応で受容体インタラクトームの脳内地図を描く」(京大院工)田村 朋則
- 10:20-10:55 「分子標的ケモジェネティクスによる神経伝達物質受容体の精密制御」(名大院工)
清中 茂樹 - 10:55-11:30 「新規シナプス介入技術を用いた記憶・学習の制御と理解」(慶應大医) 掛川 渉
- 11:30-11:40 閉会挨拶(京大院工)浜地 格
参加費:無料
申込方法:不要(当日、会場に直接お越しください)
問合先:ERATO 浜地ニューロ分子技術プロジェクト事務局
E-mail: hq.hamachierato@sbchem.kyoto-u.ac.jp
メゾヒエラルキーの物質科学:メゾ領域で機能する材料創製に向けたアプローチ
主催:学術変革領域研究A「メゾヒエラルキーの物質科学」総括班
日時:3月19日 13:00~15:35
学術変革領域研究A「メゾヒエラルキーの物質科学」(領域代表:矢貝史樹)が始動した。本領域では、メゾヒエラルキー領域で階層構造を持つ機能物質群(メゾヒエラルキー材料)を創製するための学理構築・新機能開拓を目指している。しかし、世界的に見てもメゾヒエラルキー材料をどのように構築するかに関する方法論は確立されておらず、その特異な構造を利用した新規機能開拓はほとんど行われていない。そこで本企画では、まず、メゾヒエラルキー物質とは何かを紹介する。次に、化学・物理・計測・理論など、様々な背景を持つ研究者が、「メゾヒエラルキー物質の学理構築・新機能開拓」に向けてどのようなアプローチを採っているのか、その一端を紹介する。
プログラム
- 13:00-13:10 企画説明「メゾヒエラルキーとは?」(東工大物質)相良 剛光
- 13:10-13:25 メゾヒエラルキー構造の効率合成に向けて(千葉大IAAR)矢貝 史樹
- 13:25-13:40 メゾヒエラルキー構造を可視化する(NIMS)原野 幸治
- 13:40-13:55 メゾヒエラルキー構造の励起状態を操る(慶應大理工)羽曾部 卓
- 13:55-14:05 休憩
- 14:05-14:35 特別講演:炭素繊維における階層性制御と物性開拓(東レ複材研)田中 文彦
- 14:35-14:50 量子ドット-有機分子系メゾヒエラルキー構造の構築(関西学院大生命環境)増尾 貞弘
- 14:50-15:05 Remote excitation of tip enhanced luminescent microscopy(北大電子研)雲林院 宏
- 15:05-15:20 メゾメカノ機能材料の創製に向けて(東工大物質)相良 剛光
- 15:20-15:35 メゾヒエラルキー構造の構造形成メカニズム解析に向けて(筑波大計算セ)重田 育照
参加費:無料
申込方法:不要(当日、直接ご来場ください。)
問合先:学術変革領域研究A「メゾヒエラルキーの物質科学」事務局(羽曾部)
E-mail: hasobe@chem.keio.ac.jp
「遅延制御超分子化学」成果報告会 〜遅延から創る生命機能と高次構造〜
主催:学術変革領域研究(B)「遅延制御超分子化学」
日時:3月20日 9:00~11:40
学術変革領域研究(B)「遅延制御超分子化学」は、分子からマクロスケールまで、自然界で広く見られる「遅延によって制御される機能と高次構造」から着想し、速度論制御を利用して機能的な非対称構造を人工構築する超分子化学の、基礎学理を構築することを目的とする研究領域です。分子スケールの非対称構造を有するタンパク質の構造構築原理を明らかにする生物物理学研究、細胞・オルガネラスケールの非対称構造の構築原理と機能を明らかにする分子生物学研究、生命に見られる非対称構造構築原理を物質合成と機能創出に導く材料科学研究を行ってきました。本企画では、本領域研究の成果を報告させていただくとともに、「遅延」から創られる生命機能と高次構造について化学の視点から広く討論し、「遅延制御超分子化学」のさらなる可能性と展望について議論する機会としたいと思います。
プログラム
- 9:00-9:05 開会挨拶
- 9:05-9:30 生体分子の構造形成における遅延制御メカニズム解明(徳島大先端酵素研)齋尾 智英
- 9:30-9:55 細胞における遅延制御反応場の形成機構と機能発現の探求(東北大学際科学フロンティア研)奥村 正樹
- 9:55-10:35 遅延制御機能を示す人工分子の開発と非対称構造構築への実証(東京農工大院工)村岡 貴博、(東北大学際科学フロンティア研)馬渕 拓哉
- 10:35-11:05 特別講演(東工大院生命理工)田口 英樹
- 11:05-11:35 特別講演(東大院工)相田 卓三
- 11:35-11:40 閉会挨拶
参加費:無料
申込方法:不要(当日、直接ご来場ください。)
問合先:村岡貴博(muraoka@go.tuat.ac.jp)
化学と情報科学との協働による潜在空間分子設計への挑戦
主催:学術変革領域研究A「潜在空間分子設計」
日時:3月20日 13:00~15:40
本シンポジウムでは、学術変革領域研究(A)「潜在空間分子設計」が提唱する化合物潜在空間(Latent Chemical Space)について議論します。この空間は,主に天然物を対象として網羅的に取得した生物活性データを基に、深層学習等の情報科学的手法によって創成されるものです。本領域はケミカルバイオロジー・有機合成と情報科学の協働により、この新たな空間を構築、検証し、さらに駆使することで、生物活性分子の能動的設計の実現を目指しています。本領域概要を説明の後、領域参画者および共同研究者の方々から潜在空間分子設計を指向した関連研究成果について紹介頂き、今後の展望について議論を行いたいと思います。
プログラム
- 13:00-13:05 開会挨拶
- 13:05-13:30 学術変革領域研究「潜在空間分子設計」概要説明(阪大院工)菊地 和也
- 13:30-13:55 ユニークな新規合成化合物ライブラリー創出とデザイン分子合成(東工大)大森 建
- 13:55-14:20 潜在空間を構成・検証する生物活性の時空間定量計測手法開発・応用(九大院理)松森 信明
- 14:20-14:45 beyond Rule-of-Five化合物の潜在空間学習と分子設計を支えるAI技術(東工大)大上 雅史
- 14:45-15:10 医薬品開発プロセスにおける分子設計(京大院医)岩田 浩明
- 15:10-15:35 化学遺伝学評価系に基づく化合物潜在空間の生物活性検証と作用機序解明(理研)吉田 稔
- 15:35-15:40 閉会挨拶
参加費:無料
申込方法:不要(当日、直接ご来場ください)
問合先:学術変革領域研究A「潜在空間分子設計」事務局(鬼形)
E-mail: junna_onigata@keio.jp
メカノケミカル有機合成を企業で活用するために
主催:北海道大学大学院工学研究院・伊藤研究室
共催:メカノケミカル有機合成実装研究会・株式会社メカノクロス
日時:3月21日 9:00~11:40
メカノケミカル有機合成は、反応溶媒をほとんど使わずに、ボールミルなどの攪拌装置を用いて有機合成反応を実施する新しい技術である。メカノケミカル有機合成では、幅広い反応に対して反応溶媒が大幅に削減でき(例:15分の一)、さらに反応時間も短縮できる(例:300分の一)。また有機合成で扱いにくい溶解性の悪い化合物を反応させることができるなど、有機合成を大幅に進化させるポテンシャルを持っている。このメカノケミカル有機合成は、社会で活用されてこそ、その真価を発揮する。しかし、ヨーロッパを中心に事業化へ大きな興味を持たれているのに対し、日本ではまだ活用が進んでいない。本企画は、メカノケミカル有機合成の社会実装にむけた情報交換や議論を深めることを目的とする。
プログラム
- 9:00-9:05 開会挨拶(伊藤 肇・北海道大学)
- 9:05-9:45 メカノケミカル有機合成を企業で活用するために(北大院工・WPI-ICReDD)伊藤 肇
- 9:45-10:25 2軸混練機及びイオン液体触媒を用いたセルロース類のエステル化反応(金沢大学)高橋 憲司
- 10:25-10:35 休憩
- 10:35-11:15 メカノケミカル反応を利用した水から水素の抽出方法とその実用化展開(岐阜薬科大学)佐治木 弘尚
- 11:15-11:30メカノケミカル有機合成の社会実装に向けて(株式会社メカノクロス)齋藤 智久
- 11:30-11:35 メカノケミカル有機合成を担う機器とは (ヴァーダー・サイエンティフィック(株))北嶋 一欽
- 11:35-11:40 閉会挨拶(伊藤 肇・北海道大学)
参加費:無料
申込方法:当日までに電子メールでご連絡ください(当日会場での参加も可能です)
申込先: 北海道大学大学院工学研究院 井齋(E-mail:isai@eng.hokudai.ac.jp)
問合先: E-mail:hajito@eng.hokudai.ac.jp
全固体電池のプロセスサイエンス 第3回シンポジウム
主催:文部科学省 材料の社会実装に向けたプロセスサイエンス構築事業(Materealize)
協賛:物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究センター
日時:3月21日 13:00~15:40
全固体電池で実用的な性能を達成するためには、電池材料を稠密化して材料間の界面面積を拡大するとともに、この界面のイオン伝導を良好なものにする必要があります。これらの要請を両立するためには、個々の電池材料を接合するためのサイエンスの構築が不可欠です。文部科学省「材料の社会実装に向けたプロセスサイエンス構築事業(Materealize)」におけるプロジェクト「全固体電池を実現する接合プロセス技術革新」では、酸化物型全固体電池におけるプロセスサイエンスに関するシンポジウムを行います。3回目の開催となる今回のシンポジウムでは、実用材料として期待されるガーネット型電解質に関する話題を中心に、招待講演とプロジェクト成果の紹介を行います。皆様のご参加をお待ちしております。
プログラム
- 13:00-13:10 開会挨拶
- 13:10-13:30 プロジェクト「全固体電池を実現する接合プロセス技術革新」全体概要(NIMS)高田 和典
- 13:30-14:00 【招待講演】ガーネット型電解質材料を活用した全固体電池形成の進展(AIST)秋本 順二
- 14:00-14:30 【招待講演】ガーネット型酸化物を用いた一括焼結型全固体電池(九大)渡邉 賢
- 14:30-14:50 正極粉体塗り付け全固体電池の作製(NIMS)大西 剛
- 14:50-15:10 全固体電池材料界面におけるイオン挙動の第一原理解析(NIMS)大野 隆央
- 15:10-15:30 LLZT固体電解質を用いた酸化物型全固体薄膜電池を対象としたオペランド反応解析(NIMS)増田 卓也
- 15:30-15:40 閉会挨拶
参加費:無料
申込方法:参加フォームから申込
問合先:物質・材料研究機構 マテリアライズ事務局
E-mail: Materealize@nims.go.jp
ウェブサイト:https://www.nims.go.jp/project/materealize/index.html