講演情報
[7B-03]航行妨害ゾーンを用いた強化学習による複数船航路探索手法
*松本 天佑1、太田 学2、上野 史2 (1. 岡山大学工学部 情報・電気・数理データサイエンス系 太田研究室、2. 岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域)
発表者区分:学生
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
論文種別:ロングペーパー
インタラクティブ発表:あり
キーワード:
航路探索、強化学習、Implicit Quantile Networks、Obstacle Zone by Target
近年,小型船の自動運転の研究が活発化している.特に,航海時の船舶衝突回避は重要な課題であり,従来は国際海上衝突予防規則(COLREGs)を指針として広く研究がなされている.しかし,混雑した環境では COLREGs の完全な順守が難しくなる. 本研究では,COLREGs から独立した新たなアプローチとして,航行妨害ゾーン(Obstacle Zone by Target: OZT)を用いた衝突リスクを活用した複数船の航路探索手法を提案する.具体的には,強化学習手法である Implicit Quantile Networks(IQN)の実行パラメータの計算に衝突リスクを導入する.本手法は,静的障害物やランキン渦を含む航路探索シミュレーション環境において,障害物や船舶同士の衝突率を減少させ,目標地点までの航路探索の成功率を向上させた.