講演情報
[1B11]Ru/C電極触媒を用いたシクロヘキセンの酸化開裂によるアジピン酸の合成
○上林 葵1、中澤 初音1、鈴木 崇哲1、黒川 秀樹1、荻原 仁志1 (1. 埼玉大学大学院理工学研究科物質科学専攻)
キーワード:
Electro-oxidation、Adipic acid、Ru/C
アジピン酸は重要なポリマー原料であるが、工業的製法にはN2Oの排出など課題がある。発表者らは、電気化学的手法によってスチレンの炭素-炭素二重結合を酸化開裂することでベンズアルデヒドを合成できることを見出している。そこで本研究では、電気化学的手法を用いたシクロヘキセンの酸化開裂によるアジピン酸の合成を検討した。その結果、Ru/Cを電極触媒に用いたときにシクロヘキサンからアジピン酸が生成した。この反応では水が酸素源として作用し、酸化開裂には貴金属触媒の種類や水濃度が強く影響した。
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