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[1D06]層状複水酸化物 (LDH) 担持金触媒を用いた選択的CO酸化反応に対する触媒活性評価と速度論解析

○鈴木 理久1、中山 晶皓3、坂口 紀史4、村山 徹4、本間 徹生5、嶋田 哲也1、髙木 慎介1、石田 玉青1,2 (1. 東京都立大学、2. 大阪公立大学、3. 九州大学、4. 北海道大学、5. JASRI)

キーワード:

gold catalyst、preferential oxidation of CO、layered double hydroxide

バルクまたはナノ粒子状の層状複水酸化物(LDH)を担体とした金触媒を用いて、水素ガス中での選択的CO酸化反応に対する活性を評価した。酸素選択性は同程度であった一方、活性はAu/LDH-バルクの方が高くなった。速度論解析から、両方の触媒においてCO酸化反応が水分子を介して進行することが示唆された。触媒表面のin-situ DRIFT測定の結果から、Au/LDH-バルクでは、Au/LDH-ナノ粒子に比べて、反応中に表面水酸基や水分子が豊富に生成し、これらがカーボネート中間体の蓄積を抑制してCO酸化を促進した。

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