講演情報

[1G02]酸・塩基フリー条件下でのポリエステルの定量的なケミカルリサイクル・アップサイクル

○野村 琴広1 (1. 東京都立大学)

キーワード:

chemical recycling、upcycling、catalysts

ポリエステルのケミカルリサイクルは資源循環型社会の構築に向けた基盤技術である。この種の反応には、プロセス上有利で分解・物質変換を高効率で実現する高性能触媒が必要不可欠である。当研究室では、酸・塩基フリー条件下で、各種ポリエステルを定量的な収率・選択率でモノマー(ジエステルとジオール)に変換する触媒開発に最近成功した。この触媒により、PETボトルや衣料廃棄物等のケミカルリサイクルが可能で、各種アルコールやアミンとの反応によるファインケミカルズへの転換や別のポリマーへのアップサイクルも実現可能となった。

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