講演情報

[P08]水酸化銅メッシュ触媒を用いたリグニン酸化分解におけるバッチ式およびフロー式反応の比較

○五十嵐 悠真1、髙松 翼1、田中 謙太郎1、樋口 雄大1、園木 和典1、吉田 曉弘1 (1. 弘前大学)

キーワード:

Lignin utilization、Catalytic oxidation、Flow reactor

天然由来の芳香族化合物でありながら、これまで燃焼利用が主であったリグニンを有効利用するために、効果的な分解方法が求められている。本研究ではリグニン酸化分解に活性を示す水酸化銅を銅メッシュに固定化した触媒を開発し、その性能をバッチ条件とフロー条件で比較した。触媒の活性の比較として分解物全体の炭素モル数を反応時間と触媒重量をかけた物を割った値を比活性として定義しフロー反応はバッチ反応よりも約1.5倍の触媒活性を示しており、酸素の連続供給、触媒との接触効率からフロー反応に優位性があることが確認された。

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