講演情報

[2C01]Y-ゼオライト溶解ゲル骨格補強法を用いて調製した階層構造触媒によるLDPEの接触分解反応

○土井 裕二郎1、光岡 駿真1、田中 柊真1、中嶋 梨乃1、松浦 真也2、橋本 忠範1、石原 篤1 (1. 三重大学大学院工学研究科、2. 三重県工業研究所)

キーワード:

Catalytic cracking of LDPE、Hierarchically-structured catalyst、Y-zeolite dissolving gel skeletal reinforcement method

Yゼオライト(Si/Al=5.5)を、補強溶液としてヘキサメチルジシロキサンと無水酢酸の混合溶液およびH2Oの存在下、水熱条件下で処理し、新しいタイプの階層構造触媒を調製した。これらを用いて、低密度ポリエチレンの接触分解を、キュリー・ポイント・パイロライザー法を用いて評価した。水熱条件下、同じ温度で処理時間を延長した触媒では、転化率が向上した。200(72h)では最も高い57%の転化率と相対活性12を示した。さらに、非常に低いコーク収率5%を示した。相対活性と平均細孔経に正の相関がみられ、平均細孔経の増加に伴い、ゼオライト当たりの活性が向上することがわかった。

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