シンポジウム
現時点で以下の4つのテーマのシンポジウムを開催予定です。
1. 環境工学で注目を浴びる分析化学
2. 先端分光・電気化学・バイオセンシングの新展開:ナノ・分子レベルの計測と制御
3. エクソソームと分析化学
4. 生体界面とバイオセンシング
オーガナイザー
佐藤久(北海道大学)
概要
環境工学において微生物を分析することは、環境保全やヒトの健康リスクを低減するために不可欠である。本シンポジウムでは複雑なマトリックスを有する環境サンプル内の微生物の分析を可能とした、現在環境工学で注目を浴びている分析化学に関する講演を企画しました。
依頼講演
「アナモックス細菌集積培養系の群集構造と機能の解析」金田一智規(広島大学)
「X線μCTを用いたグラニュール内空隙の3次元可視化」久保田健吾(東北大学)
「微生物相互作用の解析と制御によるPET原料製造廃水処理の効率化」黒田恭平、成廣隆(産業技術総合研究所北海道センター)
「微生物集団の機能解明に向けた統計的アプローチ:複雑系データ解析の新展開」押木守(北海道大学)
「DNA修飾金ナノ粒子を用いた環境中微生物の迅速検出」佐藤久(北海道大学)
オーガナイザー
上野貢生(北海道大学)
概要
本シンポジウムでは、ナノ・分子レベルでの現象解明と機能制御を可能にする先端的な計測技術の最前線に関する講演を企画しました。探針増強分光、電気化学的制御、光操作技術、生体機能を応用したセンシングに至るまで、分光・電気化学・バイオセンシングの融合によって、分析化学の枠を超えた新たな展開とその将来性について議論します。
依頼講演
「非線形分子分光分析の限界突破:近接場和周波発生振動分光の新展開」杉本敏樹(分子研)
「電析Au探針を用いた電気化学STM測定と探針増強ラマン分光への応用」小林柚(理研)
「共振器構造電極による電気化学反応制御」村越敬(北海道大学)
「光共鳴ピンセットの開発と化学への応用」坪井泰之(大阪公立大)
「微生物の光集積による機能創出とバイオセンシング」床波志保(大阪公立大)
オーガナイザー
真栄城正寿(北海道大学)
概要
エクソソームは、細胞間コミュニケーションにおいて重要な役割を担っており、疾病のバイオマーカーや医薬品への応用が期待されています。本シンポジウムでは、エクソソームの分離、検出、診断への応用に関する講演を企画しました。
依頼講演
「細胞外小胞バイオマーカーによるアルツハイマー病検出法の開発」湯山耕平(北海道大学)
「ナノ流体デバイスを用いたエクソソームの不均一性の解明」許岩(大阪公立大学)
「機能性高分子を用いたバイオ微粒子の分離法の創出」長瀬健一(広島大学)
「ナノベシクルを標的とする分子プローブの設計と応用」佐藤雄介(東北大学)
オーガナイザー
安井隆雄(東京科学大)、渡慶次学(北海道大学)
概要
バイオセンシングプラットフォームの創出には、生体組織を構成する固体・液体・気体の複雑な三相界面における学理の構築が不可欠である。本シンポジウムでは生体界面を扱うバイオセンシングに取り組んでいる講演を企画しました。
依頼講演
「機能性有機薄膜を用いた血管内センシングプラットフォームと生体界面学理の構築」関谷毅(大阪大学)
「生体界面を活かすバイオハイブリッドセンサ:分子認識から機能創出へ」竹内昌治(東京大学)
「生体界面のセンシングを実現するナノデバイス」安井隆雄(東京科学大学)
「非侵襲な生体界面としての堅牢な人工嗅覚センサデバイス」柳田剛(東京大学)