講演情報
[10a-N105-4]浮遊帯域溶融法を用いたβ-Ga2O3へのAl固溶に関する研究
〇穴井 和音1、長尾 雅則1、丸山 祐樹1、綿打 敏司1 (1.山梨大)
キーワード:
ワイドギャップ酸化物半導体、FZ法、酸化ガリウム
β型酸化ガリウム(β-Ga2O3)は,大きなバンドギャップ(4.5 eV)を持つ低損失・高耐圧な次世代パワーデバイス材料として注目されているが,熱伝導率が低く(0.11~0.27 W/cm・K)デバイスに実装する際の課題となっている.その中,理論計算においてβ-Ga2O3 へのAl 添加によって熱伝導率の向上が示唆された.そこで,本研究ではAl 添加β-Ga2O3 結晶の育成を不純物混入の少ない浮遊帯域溶融法(FZ 法)によって行い, β-Ga2O3 結晶へのAl の固溶について調べた.