講演情報

[10a-N106-4]銅イオン添加イオン液体リザバーにおける光照射ウォームアップ効果

〇(M1)山上 雅仁1,2、島 久2、野上 敏材3、持田 智行4、内藤 泰久2、秋永 広幸2、鄭 雨萌1、木下 健太郎1 (1.東理大先進工、2.産総研、3.鳥取大工、4.神戸大理)

キーワード:

リザバーコンピューティング、イオン液体、光照射ウォームアップ

イオン液体/電極界面での電気化学反応を用いた物理リザバーにおいて、光照射下で前処理を行うことで界面反応が活性化し、電流ピークが増大する現象を確認した。前処理により生成されたCu₂Oなどの化合物が光応答により酸化還元反応を促進し、界面の動的応答を強めると考えられる。また、光照射を伴う前処理とそうでない条件とで出力特性に差が見られ、動作電圧の低減や情報変換性能の向上に有効な手法であることが示唆された。