講演情報
[10p-N104-9]多数回平均化とSERDSによる自家蛍光下でのラマン信号の回復
〇(M1C)林 晃太1、小山 卓耶2、片桐 崇史2 (1.富山大理工、2.富山大工)
キーワード:
シフト励起ラマン差分分光法、自家蛍光、ノイズ低減
生体組織のラマンセンシングでは,強い自家蛍光の妨害が,病変部の分類や定量計測の精度を著しく低下させる問題がある.これまで,自家蛍光からラマン信号を分離する手法として, シフト励起ラマン差分分光法 (Shifted Excitation Raman Difference Spectroscopy : SERDS) が提案されている.本研究では,多数回平均化によるノイズ低減に資する SERDS の効果を明らかにし,強い自家蛍光により測定が困難な試料からラマンスペクトルを抽出する手法の提案を目指す.