講演情報
[7a-N107-4]Ce:LiCAFシンチレータのアニーリングによる発光量とα/β比の回復
〇藤原 健1、木村 大海1 (1.産総研)
キーワード:
中性子、シンチレータ、Ce:LiCAF
Ce:LiCaAlF₆(Ce:LiCAF)は、⁶Liによる中性子反応を利用した高感度中性子検出器として注目されており、ガンマ線との識別性を示すα/β比の高さから³He代替検出器としての可能性が期待されている。一方で、長期使用により劣化したCe:LiCAF結晶は発光量の低下と、α/β比の低下が観察された。このような劣化したCe:LiCAF結晶に対してアニール処理(260℃、3時間)を施したことで、その発光特性とα/β比の回復が確認されたので、それらを詳細に評価した。