講演情報

[7a-P05-56]酵素反応を介した二硫化モリブデン電界効果トランジスタのn型ドーピング

〇石田 奈津美1、小林 尭史1、劉 慧琴1、桐谷 乃輔1 (1.東大院総合)

キーワード:

半導体、二次元材料、酵素

窒素肥料として広く用いられている尿素は、植物中・土壌中に含まれる分解酵素のウレアーゼにより加水分解され、アンモニアを生成する。本研究では、この酵素反応を利用し、尿素とウレアーゼの混合水溶液から生じるアンモニアにより、二硫化モリブデンがn型ドープされることを検証した。これは植物、生体における化学反応を電気特性の制御に応用する試みであり、環境応答型デバイスへの展開が期待される。