講演情報

[7p-N104-5]テラヘルツ電場駆動トンネル電流による単一分子励起状態形成

〇木村 謙介1,2 (1.理研SISL、2.東大応化)

キーワード:

STM発光分光法、THz電場駆動STM、単一分子発光測定

走査トンネル顕微鏡(STM)をベースとした発光測定手法は高い空間分解能で光学特性が測定可能なユニークな手法である一方で、トンネル電流を励起源とすることから時間分解能は限られてきた。本研究では、超高速STMとして注目されているテラヘルツ(THz)-STM技術と融合させることで、高い時間・空間分解能を兼ね備えた発光測定手法の開発を行い、THz-STMにより単一分子の励起状態形成をし、発光を観測することに成功した。