講演情報
[7p-N306-3]集光レーザービームによる生体分子濃縮の時空間制御と酵素反応系への応用
〇藤田 萌々香1、松元 脩真1、白田 廉1、深澤 元喜2、松﨑 賢寿1、築地 真也3、松浦 友亮4、吉川 洋史1 (1.阪大院工、2.科学大生命理工、3.名工大生命応化、4.科学大地球生命研)
キーワード:
レーザートラッピング、生体分子
我々の開発した分子濃縮手法は、集光レーザービームの物理作用に基づいており、特異な光化学反応を経由しないため、多様な生体分子系に適用することができる。実際本研究では、レーザー濃縮による局所的な酵素反応の活性化に成功し、本手法が生体分子機能の時空間的制御にも応用可能であることを初めて見出した。今後本手法を活用することで、細胞内のような分子夾雑環境で起こる様々な生命現象の機構解明と制御が期待できる。