講演情報

[7p-N323-7]プラズマ処理は接木の特性を損なわず茎断面への外来物質導入を可能にする

〇丹下 和樹1、池田 善久1、木戸 祐吾2、神野 雅文1 (1.愛媛大、2.パール工業)

キーワード:

プラズマ、分子導入、接木

大気圧プラズマを用い、植物の茎の切断面へ外来物質を導入する手法を検討した。プラズマ処理によって、分子量10 kDaのFITCデキストランは導入されたが、2 MDaは導入されなかった。また、プラズマ処理の有無で接木後の接着強度に有意な差は見られなかった。これらの結果から、本手法は接木の接着を阻害することなく、切断面に物質を導入できるため、接木促進分子の導入などへの応用が期待される。