講演情報

[7p-P03-42]垂直方向の組成勾配を有するGd-Fe細線における電流誘起磁壁移動

〇水野 淳平1、粟野 博之1、田辺 賢士1 (1.豊田工大)

キーワード:

スピントロニクス、磁壁移動、組成勾配

垂直方向に組成勾配を持つ磁性体薄膜が注目されている。このような組成勾配は実用化に不向きな磁性超薄膜や重金属を使うことなく、磁壁の運動制御に重要なDMIやラシュバ効果を誘起する可能性がある。我々は垂直方向の組成勾配を有するGdFe細線において電流誘起磁壁移動実験を行い、組成勾配が磁壁移動に及ぼす影響について調査した。組成勾配を有する細線では均一組成の細線よりも高速な磁壁移動が観察された。