講演情報

[7p-P08-6]バイオセンサー応用を目指した溶液塗布熱分解法による酸化バナジウム/酸化タングステン混晶膜の作製と高感度pHセンサー応用

〇山本 青依1、楯 凱貴1、広藤 裕一1、小池 一歩1、廣芝 伸哉1 (1.大阪工大ナノ材研)

キーワード:

pHセンサー、酸化バナジウム、酸化タングステン

我々は,pHセンサーの電極材料に酸化バナジウム(VOX)を用いることで,酸性~中性領域においてネルンスト限界値を超える高いpHセンサー感度が得られることを報告してきた.一方で,塩基性領域でのpH測定ではVOx膜の溶解が確認され,安定したpH測定を行うことができていなかった.本発表では,VOXと酸化タングステン(WO3)の混晶膜を作製することで塩基性領域での安定したpH応答を確認したため,表面形状,結晶性とあわせて議論を行う.