講演情報

[8a-N107-3]無バイアスコプレナグリッド型TlBr検出器の信号処理に関する検討

〇田中 清志朗1、渡辺 賢一1、須貝 優介1、河合 雄祐1、人見 啓太朗2、野上 光博2 (1.九州大工、2.東北大工)

キーワード:

半導体検出器、臭化タリウム

臭化タリウム(TlBr)は室温動作が可能で高検出効率が期待されるガンマ線検出器材料である。しかし正孔の移動度が低いため単極性電荷有感法と重み付き電位の勾配を工夫したコプレナグリッド型電極を使用している。本研究では無バイアスでの動作を検討し、信号波形に多変量解析による波高補正法で処理を行うことで、電荷収集効率の均一化への有効性を示した。