講演情報

[9a-N304-1][第58回講演奨励賞受賞記念講演] ダイヤモンド量子メモリによる発光吸収型量子中継

〇レイエス ラウスティン1,5、藤原 太朔1、関口 雄平2,3、牧野 俊晴2,4、加藤 宙光2,4、小坂 英男1,2,3 (1.横国大院理工、2.横国大QIC、3.横国大IAS、4.産総研、5.NTT未来ねっと研究所)

キーワード:

量子中継、NV中心、ダイヤモンド

我々は量子中継を実現するデバイスとしてダイヤモンド中の窒素空孔中心(以下NV中心)に着目して研究している。我々が目指す発光吸収型の量子中継は光子の吸収による遠隔もつれ生成が確率的に起こる。本研究ではNV中心に存在する窒素スピン量子メモリに光子の情報を転写し、量子状態を保持しながらもつれ光子の発光を繰り返し行うことで、遠隔もつれ生成の確率が向上し、結果として量子中継レートが向上することを示した。