講演情報
[9a-N401-3]Ni(111)表面上の単層h-BN膜におけるCOとH2Oの反応性
〇安藤 雅晃1、Carraro Giovanni2、Savio Letizia2、Bracco Gianangelo2,3,5、Rocca Mario2,3、岡田 美智雄1,4、Vattuone Luca2,3,5 (1.阪大院理、2.IMEM-CNR Genoa Unit、3.DIFI University of Genoa、4.阪大放射線機構、5.INAF Genoa Unit)
キーワード:
六方晶窒化ホウ素、単層膜、Ⅹ線光電子分光法
単層薄膜は2次元触媒や酸化に対する金属の保護膜として注目されている。六方晶窒化ホウ素(h-BN)はグラフェンに似た構造を持ちながら高い熱的安定性を有している。本研究では、Ni(111)面上にh-BNを作製し、COとH2Oを室温、-140℃それぞれの吸着反応を分析した。その結果、生成時に酸素や欠陥があるとき、-140℃で水を曝露すると700℃まで安定に存在する酸化ホウ素が形成されることがわかった。