講演情報
[9a-P01-1]Arイオンエッチングを用いた水素化ダイヤモンドライクカーボン薄膜に対するsp2結合炭素濃度の深さ方向分析
〇春山 雄一1、部家 彰2、住友 弘二2、伊藤 省吾2、四本 真央3、丸山 隆浩3 (1.兵県大高度研、2.兵県大工、3.名城大理工)
キーワード:
ダイヤモンドライクカーボン、光電子分光、深さ方向分析
Arイオンエッチングにより、表面を削りながら光電子分光測定を行い、原子状水素を照射した水素化DLC薄膜のsp2結合炭素濃度の深さ方向分析を行った。C 1s光電子スペクトルのArイオンエッチング照射時間依存性から、表面から内部になるにつれて、sp2結合炭素の濃度が増加することが示された。発表では、光電子分光やX線吸収分光および、ラマン分光の測定結果と比較しながら、sp2結合炭素濃度の深さ方向分析結果について議論する。