講演情報

[14a-P01-18]中性子線照射によるMn2+添加CaO–Al2O3–B2O3ガラスの熱蛍光

〇高津 匠吾1、山口 寛人1、川本 弘樹1、藤本 裕1、越水 正典2、若林 源一郎3、浅井 圭介1 (1.東北大学工、2.静岡大電子研、3.近大原研)

キーワード:

中性子計測、熱蛍光

中性子利用技術が発展しており、簡便で定量性の高さが見込める中性子検出を可能とする熱蛍光ガラスの開発が望まれている.本研究では2種類のCaO–Al2O3–B2O3–MnOガラス(10B及び11B濃縮ガラス)を作製し,X線及び熱中性子照射後の熱蛍光特性を調査した.その結果、中性子フルエンス領域「106 neutrons/cm2 ~ 1011 neutrons/cm2」において、熱蛍光強度と中性子フルエンスの間に良好な線形性が確認され、ダイナミックレンジ6桁にわたる中性子検出機能の具備が明らかになった.