講演情報

[14a-P01-39]シリコン太陽電池型ガンマ線検出素子量産化に向けた試作機の作製

〇奥野 泰希1、大塚 翔1 (1.理研 光量子センタ)

キーワード:

太陽電池、ガンマ線、線量計

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉時の放射線モニタリングに向けて、太陽電池を用いた軽量かつ非電圧印加動作の線量計測素子として太陽電池型検出素子(SRD)の開発を進めている。本研究では、安価なSi太陽電池により量産化モデルの試作機を作成し、複数素子作成時のその特性の誤差および使用環境を想定した試験を実施する。SRD量産モデルのガンマ線照射時の電流挙動の時間的変化についてCo-60ガンマ線照射中のみに優位な電流が観測されている。放射線源を用いた照射試験により放射線検出特性について異なる素子で取得し、その誤差などをさらに詳しく報告する。